嫌でも長生きする時代に、仮想通貨で戦い抜く

嫌でも長生きする時代に、仮想通貨で戦い抜く

はじめに

「人生100年時代」という言葉を、最近よく耳にするようになりました。

医療の進歩により、私たちは祖父母の世代より確実に長生きすることになります。それ自体は喜ばしいことのはずですが、同時に大きな課題も突きつけられています。

長い老後を、どう生き抜くか。

年金制度への不安、インフレによる資産目減りのリスク、予測困難な経済環境——こうした時代において、私は仮想通貨が一つの「戦う武器」になると考えています。

年金だけでは足りない現実

現在の年金制度は、現役世代が高齢者を支える「賦課方式」で成り立っています。しかし、少子高齢化が進む日本では、この仕組みの持続可能性に疑問符がつきます。

厚生労働省の試算によれば、今の若い世代が受け取る年金は、現在の高齢者よりも実質的に減少する可能性が高い。つまり、「もらえるはずのもの」をあてにしすぎるのは危険なのです。

インフレという静かな敵

もう一つ見落とされがちなリスクが、インフレです。

「銀行に預けておけば安心」——これは、実はそうとも言い切れません。仮に年2%のインフレが続けば、20年後には資産の価値が約3分の2に目減りします。金利がほぼゼロの現在、銀行預金だけではインフレに負けてしまうのです。

日銀は「物価上昇率2%」を目標に掲げています。つまり、政策としてインフレを起こそうとしているわけです。預金者にとっては、静かな資産課税と言えるかもしれません。

ビットコインという選択肢

ここで、ビットコインの特性を考えてみましょう。

  • 発行上限が2,100万BTCに固定:追加発行による価値希薄化がない
  • 中央管理者がいない:政府や銀行の政策に左右されにくい
  • 国境を越えて使える:地政学的リスクへのヘッジ
  • 自己管理が可能:第三者に預ける必要がない

これらは、インフレや制度崩壊といったリスクに対する「保険」として機能する可能性があります。

「デジタルゴールド」としての役割

金(ゴールド)は、何千年もの間、価値の保存手段として機能してきました。国家が崩壊しても、通貨が紙くずになっても、金は価値を保ち続けました。

ビットコインは、「デジタル時代の金」になりうる存在です。物理的な金のように持ち運びが大変ではなく、インターネットさえあれば世界中どこでも送金できます。

もちろん、まだ歴史が浅く、価格変動も激しい。金と同等の信頼を得るには時間がかかるでしょう。しかし、その可能性を今から検討しておく価値は十分にあります。

分散投資の一部として

誤解のないように言っておくと、全財産をビットコインに投じるべきではありません

投資の基本は分散です。株式、債券、不動産、現金、そしてその一部として仮想通貨——バランスの取れたポートフォリオを構築することが大切です。

仮想通貨は、資産全体の5〜10%程度から始めるのが現実的でしょう。大きく増えれば嬉しいし、万が一ゼロになっても生活は守られる。そのくらいの位置づけです。

「戦い抜く」という覚悟

長生きする時代は、見方を変えれば「長く戦い続ける時代」です。

若いうちから資産形成を始め、経済的な知識を身につけ、変化する環境に適応し続ける——それが求められています。仮想通貨は、その戦いにおける一つの武器に過ぎません。

しかし、新しい技術や考え方を学び、自分で判断できる力は、どんな資産よりも価値があります。

おわりに

「安易に仮想通貨を勧めない方がいい」と言われることがあります。価格が暴落すれば、友人もお金も失うかもしれないと。

それは正しい忠告です。だからこそ、私は「投資しろ」とは言いません。ただ、「知っておいた方がいい」とは言いたい。

嫌でも長生きする時代に、何も知らないまま過ごすのか、少しでも武器を持って臨むのか。その選択は、今日から始まります。

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